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キノの旅 12―the Beautiful World (12)
- 時雨沢 恵一
- アスキー・メディアワークス
- ランキング:322
- 価格:¥ 599
- 発売日:2008-10-10 通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー ![]()
“美しい”が少ない感じ
(2008-11-04)
キノ、シズ、師匠が順番に出てきて三者の違いを楽しむパターンはマンネリかなと感じました。
口絵の部分はキャラ紹介としていいと思うんですが。
「賭の話」はオチの読める話。
この前フリの長さ、それでも時雨沢先生なら! と期待した結果は……。
「雲の前で」は3巻に収録の「雲の中で」前日の出来事。
最後にもってきてたり、その内容から後日談もありそうな予感。
「努力をする国」、「日時計の国」は皮肉が効いてて楽しめました。
「日時計の国」は電撃文庫MAGAZINE Vol.1の付録に収録されていたものです。
世界が日暮れていくような世界観は相変わらずですが、空が白むのを感じさせてくれるお話がなかったかなと思います。
終わらない話
(2008-10-26)
時雨沢さんは3の倍数を作品の一区切りと考えている。
映画などの3部作然り。
キノも当初3巻で終わったつもりだったそうな(『終わってしまった話』が象徴的)。
そしてそんなキノもこれで12巻、3の倍数すなわち最終巻。
だった可能性もあったねー、という話。
さて、今回は長編なしの短編16本。
緊迫感漂う話─早い話がキノがパースエイダーを抜かなければならないような冒険─もなし。
久しぶりに機転や狡猾さ、立ち回りの良さを見せるキノのアクションも見たかったので少し残念。
比較的静かで穏やかに、短い話がサクサクと。
心温まるエピソードよりも、この作品の顔とも言える皮肉の効いたエピソードが多いです。
そして16本とエピソード数も多いので、ひとつやふたつは必ずお気に入りのものが見つかるのではないでしょうか。
個人的には『手紙の話』で目頭が熱くなり(オチが酷いですがw)、『日時計の国』(もしくは『正義の国』あるいは『続・寄付の話』…って、多いな)で皮肉を堪能させてもらいました。
『賭けの話』もオチは読め易いですが、面白いです。
更に初めてエルメス以外のモトラド(無論、しゃべる)まで登場し・・・。
これだけの歳月と巻数を経てもまだまだ褪せない面白さがあります。
ちなみに今回はあとがきは普通。ちょっとページ数が多いですが。
内容は11巻同様、普段本を読むだけの人にとってはあまり知りえない内側の話。
プロット→執筆と始まり、脱稿→完成までの経緯が紹介されており、興味深い。
尚、あとがきの代わりにエピソードがひとつ妙な箇所に収録されています。
普通に読んでいると15本しかありません。
前がないのにいきなり『続・〜〜の話』というエピソードが出てきますから気が付くかとは思いますが、残りひとつはカバー裏にありますのでご注意意を。
(カバー下ではありません。外したカバーを裏返してください。)
いつもよりちょっと物足りなかったかな
(2008-10-23)
「キノの旅」の最新刊です。
ここんとこ、「学園キノ」という番外編が入っていたので刊行ペースが落ちていましたが、これで通常サイクルに戻ったのではないかと思います。
さて、今作ですが、、ちょっといつもと感じが違って切れ味が悪かった様に思います。いつもが素晴らしいだけに、一般論でいえば及第点に達してはいるんですが、少し物足りないというかキレが悪いというか何かが足りない感じがします。
いつもと同じように、キノとモトラドのエルメスのコンビが世界各地のいろいろな国を回り、その国でいろいろな事件を見たり、巻き込まれたり、傍観したりするシリーズ構成はいつもと同じで、積極的に事件に関与しないスタンスも変わりませんし、どちらかというとシニカルな設定が多い中でちょっと感動するネタを入れてくるのも変わりません(←ただし、今回はその感動ものは最後にひねりを聞かせて感動になりませんでしたが)。
しかし、どことなくキレが悪かったです。ディーとシズなどのサブキャラの回や、売られた奴隷の話などが結構長かったりしたのもあるでしょうし、ひょっとしたら、キノのガンマンとしての腕や旅人としてのスキルを活かしたアクションシーンとかがなかったのが原因かも知れません。個人的には、キノが巻き込まれながらも事件を解決する話や、腕を買われて戦うような話もたまに読みたいです。
さて。キノの旅シリーズといえば、毎度毎度あとがきが予定外なところにのっていたり、変則的なものだったりというのが読者の恒例のお楽しみなんですが,今回もいつもとは一風変わったあとがきになっています。ある意味で正当派といえば正当派なんですが、今回は長さが違うし、意外な発表(?)もありますよ。
旅人とそれぞれの国
(2008-10-12)
今回は特に主人公格の人々(キノ・師匠・シズ)たちが戦いません。
国があって、あるいは国の外で、
そこに居る人たちの横を通り過ぎる「旅人さん」の位置づけです。
「3の倍数は節目の数」とあとがきで書いてある通り、
ある意味原点回帰のような印象を受けました。
作者さん、はっちゃけるのは「学園キノ」で満足されたんでしょうか(笑)
文庫にしてはちょっと高めなのは変なところに印刷してる話のせい…?
キノワールド
(2008-10-12)
今回はちょっと怖い話が多かったです。
いつもなら怖いながらもクスッと笑える場面があったのですが、現実にあるニュースと似たような描写があって「これ大丈夫!?」と思ったり。
そして今回はバトルシーンがなく、キノ、シズ、師匠が誰も殺しません。
あくまで「国」の中で起こる出来事を淡々と眺めているような感じです。
「あとがき」には時雨沢さんのお仕事が書かれていて作家さんの生活を垣間見ることが出来ます。
あ、あとカラーページは面白かった^^
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