本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー (PHP新書 546) (PHP新書)

本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー (PHP新書 546) (PHP新書)


この商品を買った人はこんな商品も買っています。


カスタマーレビュー

第六章は面白い  (2008-11-17)

養老さんと国交省の河川局長をされた村松さん(養老さんの卒業した栄光学園の後輩とのこと)の対談。
第6章神門(ごうど)さん1962年生まれ明治学院大教授を含めた鼎談を含む。
基本的に国交省に対する嫌悪感があることを表明しておきます。なので的確な書評ではないかもしれません。この嫌悪感はダムや河口堰等のこれまでの国交省のやり方に対してのものであります。ちなみに村松さんは(財)リバーフロント整備センターの理事長との事。
第一章 人類史は、エネルギー争奪史
第二章 温暖化対策に金をかけるな
第三章 少子化万歳
第四章 「水争い」をする必要がない日本の役割
第五章 農業・漁業・林業百年の計
第六章 特別鼎談 日本の農業、本当の問題
第七章 いま、もっとも必要なものは「博物学」
村松さんは長良川河口堰の責任者であった事を話され、公共の論理を十分住民に説明し対話したと述べています。
海を回復させるために必要なこと:竹村 ええ、私はずっと人間生活中心の開発サイドにいた人間ですが、いまは生態系を大切にする環境派と同じポジションにいます。環境をよくしなければ日本は生き残れません。特に河川、海岸、海域です。p147
林業に関して:竹村 そうです大企業が国民と協力して山林を管理してくれればいいのです。p153
事務次官は東大法学部ばかり:養老 環境省と国土交通省、これを「国土保全省」といった名前で一つにすることはできないでしょうか。防衛省の一部も入っていい。災害救助で絶えず出動しているわけですから。中略。 竹村 私は国土保全の仕事をしてきましたが、一般の日本人には、「国土」という概念は身の丈を越えていてついてこれない。p155
第六章は神門さんの著作「日本の食と農」を中心に日本の農業のまさに問題点(多くの既得権益者が決して触れてこなかった)をこれでもかといったくらい指摘します。そしてキーワードとしての「正直か、不正直か」by神門 「本気」by養老 最後に神門さんが「おこがましい言い方ですが、僕も含めてまじめに農業を考える人たちの指摘や意見は、その賛否を論じる以前に、指摘や意見の存在そのものが無視されます」と放ちます。
第七章 竹村 河川法の第一条に環境保全という目的を入れたので、行政は安心して環境事業ができるようになった一面があります。それまで環境に良いことをすると、「個人の趣味で税金を使うな」と言われかねませんでした。
第六章以外は竹村さんの自慢話で養老さんの意見と多々食い違っている。リバーフロント整備センターの理事長って天下りではないんですよね? 六章だけなら星5個ですが(笑)


「日本国民すべてが意識すべき問題かも!!」  (2008-11-05)

「日本の将来を本気で考える」・・・帯にあるとおり、
真に迫った対談内容になっている。
日本が抱える環境・食料・エネルギー問題、一般的論調を甘んじて
受け入れている限り本質的解決策には辿り着かないように感じた。
表面的な現象に囚われて「本質」を見失っている現状を、具体的な
モノとしてデータに則して考える・・・テンポの良い対談でかつ
門外漢の私にとっては実に新鮮だった。
日本の農業の根本的な問題は、一般紙やTVで取り上げることが
少ない、よって知り得るのは専門家か当事者のみ。日本の農業
問題をどう考えるのか?将来は誰に託すのか?どうやらそれは
霞ヶ関の役人ではないらしい。
個別省庁の天下り先をみれば、どこの産業分野にロイヤリティーを
持っているかがわかるらしい。
農水省の役人が農家に天下った例はない→よって農水行政をやって
いる人のロイヤリティーは農家にはない。ごもっとも!!
それにしても養老氏の知識の幅と深さには毎度驚かされる。


期待した割にはユルイ内容でした。  (2008-10-19)

もともと養老氏が新聞書評で竹村氏の『日本文明の謎を解く』を褒めていたのを見て同書を一読して以来、竹村氏の著書は一応全て読んでおり、その着想の斬新さとシャープさには常々敬意を抱いてきた一読者ですが、本書については期待が高過ぎた分、内容的にはやや拍子抜けしたことを正直に告白します。ただ、日本列島の形状(東西に広がる西日本と南北に伸びた東日本)と北海道独立論を結びつけた部分(70−72頁)など、「地理や地形から歴史を見る」(233頁)ことの大切さを改めて教えられたのは収穫。(しかし、それにしても、国と地方の借金は「いざとなれば徳政令を出せば済む」(85頁)との養老氏の発言は暴論としかいい様なし。)


モノからみた「ものの見方」  (2008-10-09)

本書では、モノ(ある対象があって、それが五感のすべてで捉えられる、
という定義)から日本の問題を議論をされています。

また、温暖化対策への1兆円の無駄遣いや、
京都議定書や環境問題への指摘も多くあり、
極端な左右に分かれた主張が多い中では、
モノ(モノからデータに置き換えた)ニュートラルに捉えていると思います。

モノからみた「ものの見方」として、
・人類史を、エネルギーと水争奪史と捉える
・少子化はいいこと
・食料自給率は、生産額ベースでは70%、40%はカロリーベース

斬新な議論がたくさんありました。

さいごに、本質を見抜く力を今日から持つことはできないかもしれません。
しかし、毎日の中で、
ニュースは(誰かの)意思を反映した一方的な報道かもしれない、
一般常識こそ疑うべきかもしれない。
こんなことを、心の片隅に持っているだけでも
ずいぶんと違ったものの見方・発想ができるのだ、
ということを、本書を通じて感じました。


養老先生の新展開  (2008-09-27)

今までの養老さんの本は、人間社会の都市化(脳化)問題を軸に展開する
内容の本が多かったのですが、本書の冒頭にあるように「モノ」から社会を論じたいと
の事で、データや現実の状態を直視しそこから問題の本質をえぐり出していくという
やりかたで、環境問題、日本の農業問題に関する議論を進めていきます。
今までの養老さんの本は独白形式が多かったのですが、対談、鼎談によって
新しい切り口の意見を知ることができるので養老ファンには堪らない内容となっています。


Net4u 無料掲示板
画像アップできる無料掲示板が人気!使いやすい高機能な掲示板、チャットなどを無料レンタル中



ex5.blog 無料ブログ
ex5ブログは高機能ブログツールとして人気の高いWordpressを簡単にご利用いただけるブログレンタルサービスです。容量無制限!多数のデザインテーマを自由にご利用いただけます。登録、ご利用はもちろん無料

srv7.biz 無料ホームページ
200MBのスペースが利用できる無料のレンタルサーバー。URLは短く覚えやすいサブドメインで発行されます。