陽炎ノ辻―居眠り磐音 江戸双紙 (双葉文庫)

陽炎ノ辻―居眠り磐音 江戸双紙 (双葉文庫)
  • 佐伯 泰英 
  • 双葉社
  • ランキング:11502
  • 価格:¥ 680
  • 発売日:2002-04 通常24時間以内に発送


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カスタマーレビュー

おい、熊公・・・  (2008-01-15)

「おい、熊公。あそこの茶店で小さな双紙読んでるお侍を見てみな」
「なんだい信吉」
「さっきからすんげぇ目してじっとあの双紙を読んでるんだよ。なんかに魂を抜かれたみてぇだ。あら、いきなり笑い出したよ」
「そんなにあの双紙がおもしれえのかね」
「ああ、四半時(30分)もあの有様だ。おや、今度は・・・あれっあの侍、目が潤んでるじゃねぇか。泣いてんのか。泣いたり笑ったり忙しい侍だね」

剣あり、恋あり、涙あり。読後気分爽快万事祝着。




面白いです  (2007-11-17)

磐音シリーズ既刊23冊全巻を読み終りました。結論として、面白さから言えば、これほど面白い小説を知りません。ほかの小説が読みたくなくなるほどです。
これまで佐伯泰英さんの作品についてまるで知らなかったのですが、テレビで山本耕史と中越典子の連続ドラマを見て、主人公の磐音とおこんの大ファンになり、即刻、本を購入読み始めたら、面白くて途中でやめられません。たちまち、既刊23冊全部を読み終えてしまいました。あと、読む本がなく、しばらくぽかんとしてすごしました。そして作者が第23巻「万両の雪」のあとがきで、50冊くらいまでは書き続けるといっているので、続編が出るのを心待ちにしています。

1700年代後半の江戸時代の地理や風俗、幕府・大名の官僚組織などもよく研究されていて、当時の江戸の名所、寺社、大名屋敷、奉行所の所在地やその様子、両替商など大商人の商いぶり、庶民の暮らしぶりや風俗が、そのまま映像として脳裏に浮かび、その時代の人になったような気分で物語が楽しめる、語彙や事柄についての作者の博識も驚くほどで、侍言葉や町人の話し方、その時代のしきたりなどずいぶん勉強になりました。

そして、主人公の坂崎磐音の人物像がとても魅力的。当代一の青年剣客で、清廉潔白、正義の人、しかも、さわやかで、穏やかで、優しく、愛情深く、友情にもあつく、礼儀正しく、その上すぐれて賢明でもある。多くの人から頼りにされ、愛される。彼を取り巻く主要人物も魅力的な人が多く、その人物像、性格もきっちり描き分けられているので、主人公たちへの感情移入も容易にできました。


はまりました  (2007-08-23)

娯楽モノの時代小説も、佐伯泰英さんの本を読むのも初めてで、
テレビドラマの原作と言うだけで手にとって呼んでみたのですが、
予想以上に面白くはまりました。江戸の風景だけでなく、国許の
お家騒動も絡んで世界が広がり、言葉はもちろん古風ではありますが、
気楽に読める現代的時代小説といっていいでしょう。
ただ、あまりに強すぎる磐音に、彼がいなければ江戸の町も豊後関前も
守れないのではないかと、要らぬ心配をしてしまいます(笑)。


人によるのかな?  (2007-07-08)

居眠り剣法の使い手で、用心棒と鰻屋を掛け持ちするフリーター侍、という設定は面白いんですが、人物描写が、いくらエンタメ小説としても、弱すぎる。人によるとは思うけど、描写がきちっとしたものを求める向きには物足りないのではないでしょうか(同じエンタメであるミステリー小説では、結構そうした描写もきちっとする人がたくさんいるし、キャラがたっていることが多い)。


どれ、どんなもんか。  (2007-06-06)

と書店にならんでいた「陽炎の辻」から読み始めました。きっかけは7月から始まるドラマの原作があるとしったからと、山本耕史が主人公を演じると聞いたから。いざ読んでみると久々に面白く飽きることなく、するりと読んでしまいました。人も血も汗も涙もたくさん出てきますが、テンポがよく、スカッと後味よろしく、いま21冊中半分読みました。人情厚い坂崎磐音を山本耕史がどう演じるのかが楽しみです。


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