The Flowers of Romance

The Flowers of Romance
  •  
  • Warner Bros.
  • ランキング:23327
  • 価格:¥ 1,462
  • 発売日:1990-10-25 通常7〜10日以内に発送


曲目リスト

  • 1.Four Enclosed Walls
  • 2.Track 8
  • 3.Phenagen
  • 4.Flowers of Romance
  • 5.Under the House
  • 6.Hymie's Him
  • 7.Banging the Door
  • 8.Go Back
  • 9.Francis Massacre

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カスタマーレビュー

予言者のうわごと  (2008-06-12)

1曲目、Four Enclosed Wallsの歌詞は9.11を予言したものなのか?
全ての歌詞はまとまりなく、それでいて一つの物語をあらゆる視点からとらえた詩のようにも思える。

世界を揺るがす事件と狂った男の最期。
衝撃的な出来事に触れてしまった後のような感覚を残して、アルバムは終わる。
ある意味P.i.Lの最高傑作だという声があるのもわかるようなわからないような。
彼らの音楽は常に変化し続けていたから比較するのは難しいし意味も無い。

どうでもいいがライナーノーツに収録されたミッキー森脇のコメントが痛すぎ。


有機  (2007-10-14)

はじめてこのアルバムを聞いたときの感想。
「生きてる……」
冗談かと思われるかもしれないけど、聴き終わるとすぐに、
ステレオからCDを取り出し、まじまじと見た。
それは、機械的に生産されている、まん丸の無機物だった。
ポップ。ロック。パンク。
そんなカテゴライズなんて、実はたいした意味を持たないのかもしれない。
PILは、音に命を吹き込んだ。受け手である私達が、それを感じる。
十分だ。すばらしいアルバムを、ありがとうございます。


ロックの終焉  (2006-11-18)

前衛のための前衛ではなく、進化の果ての解体。成長サイクルとしてのロックはこれにて終焉。このアルバム以降はある意味全てがリサイクル。前人未踏の傑作。


すべてはリズムのために  (2005-05-25)

このアルバムが発売された当時は、
「日本の和太鼓」や「アフリカの民族音楽」をヒントに作り上げられた作品と言われていましたが、
インタビューでジョンは、
「違う。これは、古い時代に教会で使われていた宗教的な音楽だ。」
というような事を言っていました。
同じ質問に対する答えも、その時々で答えが違うジョンのことなので(笑)、
真偽のほどは定かではありません。
ただ、打楽器が主役となって作り出す怒涛のリズムは、
圧巻としかいいようがありません。
元ネタが何であっても、そんなことはどうでもいいのです。
現在、世の中にあふれている機械で刻まれるペラペラのビートとはわけが違うのです。
時には、ジョンのヴォーカルやキースのギターまでもが打楽器と化して、
ひとつのリズムの塊を作って吐き出しています。

ジョンの歌声は前作同様、というか、さらにお経度・呪文度に磨きがかかっています。
しかし、キースの空間を切り裂くようなヒステリックなギターは、あまり聴くことができません。
収録されている曲の性格上、仕方のないことだと思うのですが、ちょっと残念です。
ギターは、ほとんどが効果音的な扱いです。
また、その役割も、キーボード取って代わられる場面が多くなっています。
ただし、「Go Back」では、痺れるようなキンキンしたギターが聴けます。
これはカッコいいです!
もちろん、その他の曲もビリビリきます。
スピーカーで大音量で聴くも良し! ヘッドフォンで聴くも良し!
神経を揺さぶって、飛ばしてくれます!!

初来日のライブで、「Flowers of Romance」や「Under The House」を生で聴いたのですが、
やっぱりレコード(CD)の方がかっこいいです。
このアルバムのグルーヴは、再現不可能だと思います。

ベースのジャーが脱退したために、
このアルバムではこのようなスタイルを選択したのかもしれないのですが、
「ここにジャーのベースが乗っかってきたら、どんなにすごいことになっていたのだろう…」
と、ありえないことを想像してしまったりするのです。

それと、このアルバムをリリースした頃に、
ジャネット・リーがメンバーとして加入しています。
何をしている人なのかが、ずーっと気になっていたんですが、
ジョンが言うには、
「キースが連れてきたんだけど、結局彼女は何もしなかった。」
やっぱりそうか…(笑)


ジョン・ライドンの潔さ  (2004-07-10)

ロック・ミュージックの本質は、結局ドラムにあるんだと思う。技術の優劣を超越した、強烈な個性を備えた太鼓とシンバルがあれば、それだけでロックとして成立するのではないか。PILを聴くたびに、そんな感懐を覚えてしまう。

甘美なメロディーや過剰な装飾音、セックス・ピストルズ時代の遺産なんて糞食らえ!そう言わんばかりにあっちこっち揺らぎ続ける面妖なドラムのリズムと絡み、まとわりつくジョン・ライドンの呪詛さながらの叫びは、全く潔い。徹底的に無駄をそぎ落とした、ロックの根源的な姿がここにある。傑作の2nd「メタル・ボックス」と共に、予定調和的な音楽に辟易している人にこそ推薦したい!


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