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ポートレイト・イン・ジャズ+1
曲目リスト
- 1.降っても晴れても
- 2.枯葉(テイク1)
- 3.枯葉(テイク2)(MONO)
- 4.ウィッチクラフト
- 5.ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ
- 6.ペリズ・スコープ
- 7.恋とは何でしょう?
- 8.スプリング・イズ・ヒア
- 9.いつか王子様が
- 10.ブルー・イン・グリーン(テイク3)
- 11.ブルー・イン・グリーン(テイク2)(MONO)(ボーナス・トラック)
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カスタマーレビュー ![]()
論ずることの意味すら忘れさせる作品
(2008-09-15)
1959年12月28日ニューヨークで録音。この不滅のトリオは、「ワルツ・フォー・デビー」および「サンディ・アット・ザ・ビレッジ・バンガード」の収録からわずか11日後、1961年7月6日に25歳の若さでラファロを交通事故で失うことになり、1年に満たないほど実は短命である。
このアルバムは実に静かに時を流す。しかしながらスロット・ラファロのベースもポール・モチアンのドラムもビル・エヴァンスのピアノに挑みかかっていてインター・プレイは青い火花を散らしている。一方でどこか死の影を感じるアルバムである。また、論ずることの意味すら忘れさせる作品でもある。
ピアノを弾くものにとっても、ベースを弾くものにとっても、ドラムを弾くものにとっても、何故彼らがああ表現し得たかを考えさせられる作品である。しかし聴いているうちに考えることすら出来なくなる。ほんとうのチカラを持った演奏というのはこういうものなのかもしれない。ピアニストにとっては永遠の憧れのタッチだ。
これが嫌いな人がいるだろうか?僕はあったことない。
(2008-06-21)
Jazz初心者、Bill Evansを初めて聞く人、ジャンル問わず美しいピアノの音色が聴きたい人
すべてにお勧めできる作品。
従来のスタンダードナンバーを、これでもかってぐらいクリアに、これでもかってぐらい洗練
させた音色で表現してる一枚。「Come Rain Or Come Shine」から「Blue In Green」まで、
水の流れのように心地よく、あっという間に流れてしまう。
モチアン、ラファロとの三位一体のバランスの良さに加えて、クラシックの影響を受けてる
印象主義的で、音の余韻が長く残る、エヴァンスの優美なタッチは耳から涼風が吹き込んで
全身にすがすがしい物が伝わっていく感じがする。
リバーサイド四部作はすべて傑作だが、とりわけこの水のように広がる浩然とした音の空間は
他の作品とは一線を引いてると思う。題名通り、一番残るものが多い一枚かもしれないな、
普段何気ない所で、ふとメロディが流れてたりするから、、、
ポートレートインジャズ
(2008-06-05)
天才ビルエヴァンスの能力を最大限に見る事ができる音源です。
名曲「枯葉」は2テイク収録されていて、両方とも素晴らしい出来になっていると思います。
「いつか王子様が」も名曲ですが、エヴァンスの味が非常に良く出ていて、とてもいいです。
セントラルパークに枯葉を拾いに行きたくなる
(2008-02-12)
「ワルツ・フォー・デビー」「アンダーカレント」「サンデー・アット・ビレジバンガード」と並ぶエヴァンスのベストの1枚。CDではオリジナルになかった別テークの「枯葉」が入っているが、やはりオリジナル版の「枯葉」がいい。スパイラル状に絡みつくエヴァンスとスコット・ラファロとのインタープレイを聴いて欲しい。天才ベーシスト、ラファロの死後いろいろなベーシストと共演しているが、やはりラファロ、モチアン(ドラム)とのトリオの演奏を超えるものはない。秋の寂しい日に聴くと、セントラルパークに枯葉を拾いに行きたくなる。(松本敏之)
ビル・エヴァンスがジャズ・トリオとしてのスタイルを確立した最初のアルバム
(2008-02-11)
2つのテイクが収められている「枯葉」の3者のインプロヴィゼーションは格調が高くスリリングです。特にモノラル録音のテイクでのスコット・ラファロのベースがエヴァンスのピアノを前へと引導しており、どのように展開するのか予測不可能なほど変化に富んでいます。ポール・モチアンは、2人の間で接着剤的な役割をうまく果たしており、三位一体とも言えるようなジャズ・トリオの理想郷を創り出しました。
「ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ」でのリリカルなエヴァンスのピアノはいつ聴いてもほれぼれするような美しさに彩られており、内省的で音の間(ま)の静謐さが音楽に深みを与えていますね。
「いつか王子様が」の冒頭のエヴァンスのピアノ・ソロは秀逸です。このようにスウィングして軽やかな演奏もまた彼の特徴の一つと言えるでしょう。ステキな演奏で繰り返し聴くことの多いテイクです。
マイルスの『カインド・オブ・ブルー』にある有名な「ブルー・イン・グリーン」の2種類のテイクが収録されています。どちらの演奏からも暝想的な雰囲気が漂っています。耽美的だと評されますが、美しさを追及するエヴァンスはピアノを通して内なる思いを見事に描き出したからリスナーの心に残るのだと思います。一人で静かに聴いていると心が落ちついてくるのが分かります。
突然変異的に、50年代のラストにこのような新しい感覚のジャズが完成したわけで、音楽の神「ミューズ」が天から舞い降りた瞬間生まれたセッションだと言うことでしょうか。聞き込めば聞き込むほど、新鮮な思いに打たれるのは、けだし銘盤の名に恥じない作品だからでしょうね。
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