17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義

17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義
  • 松岡 正剛 
  • 春秋社
  • ランキング:1291
  • 価格:¥ 1,785
  • 発売日:2006-12 通常24時間以内に発送


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カスタマーレビュー

誤植?精霊?聖霊?  (2008-12-23)

「第3講 キリスト教の神の謎」で、三位一体を「父なる神」、「子キリスト」、ほんとだったら「聖霊」であるべきところ、あっさりと「精霊」との表記。あまりにも基本的な部分での「誤植」または「誤解」で、白けてしまい、続きを読む気が失せました。


文化が伝播していく歴史  (2008-11-01)

タイトルは「17歳のための」と書いてありますが、はっきり言って、高校生のころに歴史や倫理の授業に価値を見出せなかった大人たちが読むべきじゃないでしょうか?

第1章の、民族の記憶の保管庫として、人類は「物語」を伝達する方法を編み出し、物語を伝達することによって言語が洗練されていったという話に始まり(割と定説な学説なのかどうか不明)、古代から中世、ヨーロッパと日本、あらゆる時代のあらゆる文化圏において、当時の世情の中で起きた出来事が、人々に影響を与えることで文化が変化し、社会が大きく変わっていくさまが描かれています。

高校のときに習った世界史は、記号として年代や出来事を整理して覚えるような無味乾燥としたものだと記憶しています。
本来は、本書で描いているように、もっと当時の人々の心情や感情にフォーカスをあてなぜそのような社会変化が起きたのか?を考えていくのが歴史や文化であると思いました。

もっといろんな人に読んでほしい一冊。


啓蒙書としてベリグ!ぜひ若い人に読んでもらいたい  (2008-07-26)

ありそうでなかなかなかった種類の、日本人による優れた哲学史文化史入門書です。
「千夜千冊」でもわかるとおり、氏はたいへんな読書家教養家です。しかも自分の頭で考え自分の目で見分ける「自己本位」があります。そこで本当にこのような優れた仕事が出来たのです。狭い分野で専門的な内容を論じる事はある意味易しいので、このように「わかりやすい言葉で基本的なことを論じる」のは、並大抵の力量で出来るものではありません。内容がざっくりしていて厳密でない、という留保はこの種の啓蒙書には必要ありません。
いやしくも主体的に物事を学ぼうという若者であれば、必読書といっていい価値を持つ本です。


キリスト教をつくった人物は・・・?  (2008-02-26)

高校生時代に不勉強だった私には、

新鮮な驚きがたくさんありました。

キリスト教をつくったのはキリストではなくて

○○○である。

とか、

暗記の対象として、私の中では

無味乾燥な知識でしかなかった

能という芸術や、世阿弥が

日本史の流れのなかで理解でき

その「すごさ・すばらしさ」を予感できました。

能を鑑賞するという行為は私の人生のなかでは

あり得ないものでしたが、

ちょっと機会があれば行って見たい気に

させられました。


読み物としても面白く勉強になる  (2008-01-07)

結局のところ、人間の文化というのはなぜ生きているのか、死とは何かという疑問に対する答えを探してきた歴史であることがとてもわかりやすく書かれている。そのために宗教が大昔から存在しているため、現代日本のように宗教との距離がある文化は異質だと感じた。個人的には、一神教と多神教の背景の違いがよく整理されており、勉強になった。また、仏教は今までは食わず嫌いで全く知らなかったのだが、親鸞の教えにはとても共感したため、ぜひ歎異抄を読んでみたいと思った。


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