PiCNiC [DVD]

PiCNiC [DVD]
  • 岩井俊二 
  • ポニーキャニオン
  • ランキング:14796
  • 価格:¥ 3,208
  • 発売日:2000-11-15 通常24時間以内に発送


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カスタマーレビュー

地獄ごっこ  (2008-10-23)

みなさん小学生位の時「あの車に抜かれる前にあそこの電柱にさわらなきゃ死んじゃう」と、もうそれこそ必死で全力で走って電柱に触ったことありませんか?ザ・ブリリアント・グリーンのボーカルカワセトモコはその一連の行動を”地獄ごっこ”と呼んでいるそうです。上手いこと言います。この人。子供は死に対しての恐怖心からこのような行動???をするようなんだけども…この映画は正に”地獄ごっこ”この塀から落ちたら死んじゃう。と子供達は必死です。落ちたらやっぱり死んじゃうのです。甘くないです。 子供の時の心理状態をうまく映像化した作品だと思います。 その時の気持ちとこの映画は宝物だな。。。


記憶の中で成長していく映画  (2008-05-29)

正直、二回しか見ていません。

高校生の頃に岩井監督好きな友達の家で見て、最近自分でDVDを買って一回見ただけです。


ストーリーや台詞回しの細かい所は覚えていませんが、日常で目にした景色で不意にこの映画を思い出します。

そして本当にその景色が映画にあったのか、それとも記憶の中で勝手にこの映画と結び付けてしまったのか分からなくなりますが、確認の為に見直すよりも曖昧なままにしておきたい気がします。


監督の作品では他に「花とアリス」が好きですが、どちらもストーリーや台詞回し以上にイメージを繋いで作った映画、だと思います。


5年後くらいにまた見ようかな。


大都市の塀の上  (2008-05-11)

本作は日本橋をはじめとする東京メトロポリス、横浜、横須賀という大都市圏で撮影されている。しかしそれらを塀の上から見ると、こうも景色が違うものか。地面から数メートルしか違わないのに、空が近い感じ。岩井俊二&篠田昇&REMEDIOSのトリオによるこの実験映画的作品は、感動とか驚きとかを提供してくれるものではない。普段、塀の上というと刑務所のイメージしかないが、病院という隔離施設を同じような感覚で描いているのは面白い。ラストシーンは篠田昇らしい圧倒的な映像美で魅せるが、日本橋のシーンはいくら篠田でも上の首都高速は消し去れなかった。通常、仕事でこのあたりを歩くが、なぜに東京都は日本のシンボルの真上に首都高なぞ作ったのか。非常に邪魔である。特典映像を観ると、中央線沿線のシーンはゲリラ撮影で、あまりに電車に近づきすぎたため、中央線を止めてしまったというエピソードがあり、笑ってしまった。「打ち上げ花火」や「Love Letter]とほぼ同時期にこういう作品を作れるところが岩井俊二の凄いところである。 


浅野忠信とCHARAの出会いの作品  (2007-07-25)

印象画のようなはっきりとしていない、観る人によって捕らえ方が異なる映画だと思います。
また、大衆的でなく観る人を選ぶ作品ですね。

岩井俊二監督らしさはあるものの人気どうこうではなく、撮ってみたかった作品でしょう。

施設から出る事を禁止されており、塀の上だけはいいと判断しピクニックに出掛ける。
3人とも子供のように無邪気に、しかし悩み、救いを探す。
他にはあまりない独特な雰囲気でした。

10点中4点!!


「塀の上」という彼らのみの聖域  (2007-06-22)

「偽者」だと言われたことが理由で、「双子の妹」を殺した過去を持つ天真爛漫な「キキ」(Chara)。
「小学校の担任」を殺した過去を持ち、毎晩その「担任」の幻覚と悪夢に苛まれる無口な不良読書家「ツムジ」(浅野忠信)。

「潰れかけた精神病院」のような寂れた施設内で、二人は出会い、さらにもう一人の仲間「サトル」とともに、
「塀の外」に出ることを予め禁じられた、「塀の上」のみの旅をします。
旅の途中、ある人物からもらった「聖書」がきっかけとなり、3人は、「地球の最期」を見届ける旅に出ます。

映画としては、時間も短く、綿密に練りこまれた「脚本」があるわけでもないです。
実際、撮影上行き当たりばったりで撮られたシーンも多く、「映画」としての完成度のみを求めて
本作を観ると、肩透かしを喰らうかも知れません。

が、私が、この作品に魅かれた理由としては、「映像美」と「感性」によるものが非常に大きいです。
何気ない街の風景や、建物、木々のざわめきが、主人公3人の「幼く危い感性」とともに、自分の幼少期の
最も鋭敏な深部に入り込んで来て、息苦しいような懐かしさと倦怠感を呼び起こさせます。

雨の中、普段「鉄」のようにクールな「ツムジ」が、教師の幻覚に発狂し、それを「ココ」が、救いだすシーンは、
この作品の最も美しい場面でもあるでしょう。

「塀の上」という彼らのみの聖域で見出された「地球の最期」とは何なのか、観る人にその答えを突き付けるような作品です。


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